事業仕分けの市民判定人になりました

今年も稲刈りをしてきました。9月の末に終えたのですが、天気もよくて、久しぶりの外の作業でしたが、気持ちがよかったです。今年の夏も暑かったのですが、収量は例年通りか、少しいいくらいだと思います。
稲刈りまでに一度台風がきましたが、そんなに影響はありませんでした。収穫間近になると、稲も実をかかえ、それこそ首を垂れる時期ですが、そこに強い風が吹けば、倒れてしまいます。倒れても、田んぼの水は抜いてありますから、稲穂が水につかっても一時ですので、味もそれほど損なわれません。
そんなわけで、このあたりの田んぼを見ても、いい感じで仕上がっていると思います。美味しいお米ができました。


ところで、9月はじめに、北杜市からあるお誘いがありました。それは、北杜市事業仕分けの「市民判定人」になりませんかというものです。これは市民を無作為に16歳から75歳まで男女別なく1500人選び、通知を送ったそうです。その中で、事業仕分けの当日の二日間および模擬仕分けに参加できる方の中からさらに選ばれて通知がくるようです。
それで、わたしも日程があったのと、事業仕分け自体にも興味があったので市民判定人に応募し、選ばれました。
事業仕分けというと、民主党が行ったものが記憶にあると思いますが、国だけでなく、全国の自治体でも行われるようになり、現在まで102の自治体で実施されています。自治体によっては毎年のように行っているところもあるようです。わたしの住んでいる北杜市では今回で2回目です。
事業仕分けというと、コストカットが目的のように思われますが、行政が行っている事業の目的は何か、それは市民に役に立っているか、成果は現れているかなどを、市民の目線でチェックするもので、仕分け対象になった事業は必ずしもやめるべきものではありません。
これまで、行政サイドで行われていた事業チェックに市民が参加することで、市民にとっては税金の使い道について知る絶好の機会になります。
また、自分の生活とは関係ない事業もあり、そうした事業、つまり行政の実態を知ることにもなります。
事業仕分けは、行政の担当者が事業について説明し、仕分け人(弁護士や他の自治体職員など)がそれを検討し、市民判定人はその論議を聞いて、事業の必要性を判定していきます。仕分け人の質問だけでは市民判定人が結論を出せないという場合には、市民判定人も質問をすることができます。
事業仕分けは、一般にも公開されていて傍聴することができます。ただし、傍聴人は質問ができません。傍聴人がたくさんいれば、事業仕分けも緊張を持って行われるので、傍聴人がたくさん集まることを期待します。とくに、市の職員は、市民が行政に関してどのような思いを持っているかを知るいい機会ですので、市長にも参加してほしいと思います。今回の事業仕分けに該当する事業をお知らせしておきます。
10月19日(土)午前9時から15時30分まで
1広報広聴事業(政策秘書課)
2車両管理事業(管財課)
3介護用品支給事業(介護支援課)
不妊治療支援事業(健康増進課)
5出産祝い金支給事業(子育て支援課)
6市民バス運行事業(企画課)
10月20日(日)午前9時から15時30分まで
オオムラサキセンター管理事業(環境課)
2有害鳥獣捕獲活動支援事業(林政課)
3観光イベント事業(観光・商工課)
4木造住宅耐震化支援事業(住宅課)
市道除雪事業(道路河川課)
6図書館管理事業(中央図書館)
事業仕分けの対象になった事業を紹介しただけでもいろいろなものがあります。これらは何らかの形でわたしたちの生活に関係してきます。しっかり判定しなければと思いました。

歯は磨くだけでいいのか』に関連して、歯科専門誌、週刊誌などに執筆をしています。こちらもよろしくお願いいたします。