透析1年生

腹膜透析を行うために、最終的な手術を受けてきました。
3月におなかの中にカテーテルを入れる手術を受け、今度はおなかの中のカテーテルの末端を取り出し、そこにチューブをつなげる手術です。
そのチューブを通して、透析液を入れたり出したりします。
手術そのものは、カテーテルを挿入する手術とくらべれば簡単で、時間もわずかで終了。
さっそく取り出したカテーテルに専用のチューブをつなぎ、すぐに透析液を入れていきます。
ところが、透析液が入っていかない。
おなかの中のカテーテルが何かに絡まっているのか、おなかの中のカテーテルの入り口に問題があるのか、いろいろ原因が考えられます。
入院しているのですから、すぐに検査もできます。
その日のうちに、CT検査やレントゲン検査を行い、おなかの中のカテーテルには問題はないことがわかりました。
カテーテルを挿入したのが3月ですから、およそ7か月たっているわけで、何かがあるのかも、ということでした。
1回目はうまく行かなったが、3回、4回とくり返すうちに、3日目からスムーズに入っていくようになった。1日に3回透析液を入れたり出したりしました。ほぼ5、6時間おきですが。
スムーズに入るようになったのですが、廃液のほうがなかなかうまくいきません。
少し高いところから廃液してみたり、体を揺らしたり、足踏みをしたり、反対に横になったりと、いろいろトライしてみました。
スーッと出るという感じにはなりませんでしたが、それでもずいぶん出るようになりました。
注液、廃液は、腹膜透析専用の器具を使いますが、指示をすべて音声でしらせてくれるので間違えることはありません。
指示通りしていれば、簡単といってもいいでしょう。

腹膜透析は、この機械の登場で、衛生状態を含め、作業がたいへん簡単になったように思われます。

これでようやく透析1年生となりました。