ちょうど1か月

先月、腹膜透析を開始する手術を受け、その日から透析をはじめました。
ちょうど1か月経ちました。
腹膜透析を音声で指示してくれる器具のおかげで、操作そのものにはまったく支障なくできます。
廃液が思う通りに出ない日もありますが、現在、朝の廃液はスムーズで2000ミリリットル近く出ます。
これなら、水分もしっかりとっても大丈夫。
腹膜透析をはじめて、おしっこの量が少し減ったように感じます。出が悪いときも。
これは水分の摂取量を少ないのかもしれません。
今週中に主治医の診断を受けますので、しっかり聞いておきます。


腹膜透析に関しては、もっとする人がふえることを願っています。
県の医療関係の会合に参加したときも、腹膜透析について聞くと、納得がいくような答えが返ってきませんでした。
というより、腹膜透析自体が知られていないという印象を持ちました。
透析患者のわずか3%しか腹膜透析をしていないのですから、これは十分想像できます。
少なくとも1割ぐらいまでふえれば、医療従事者も変わっていくのではと。
じつは、わたしの住んでいる地域でも、血液透析に通うための「足」が問題になっています。
バスがあるのですが、2時間に1本ぐらいしかありませんし、タクシーを使えば軽く2千円は超えてしまいます。
知り合いに頼むにしては、一日おきともなると、それほど気安くできません。
血液透析自体は、本人はベッドに横になっているだけですが、その後の疲労がかなりあり、高齢者には大きな負担となっています。
腹膜透析なら、疲労感もなく、日常生活を送ることができます。
もちろん、病院に通う必要はありません。


腹膜透析は自宅でできます。
わたしの場合、1日に2回ですが、苦でありません。
それぞれ1時間ぐらい。そのほかの時間はふつうに生活ができます。


知り合いのケアマネージャーは、これから確実にふえてくる透析患者に腹膜透析を選択肢の一つに入れるよう、講演などをしてほしいと頼まれました。
協力したいと思っています。