まあ、まあ、です

腹膜透析をはじめる前の検査で、鼠経ヘルニアがあると指摘されていましたが、
透析を阻害するほどではないということではじめました。
はじめたころはまったく痛みもなく、よかったのですが、
がんの手術を受け、さらに再発が疑われ、放射線治療も受けました。
その後、放射線治療の直接の副作用である排尿痛などがなくなったのですが、
鼠径部に痛みを覚えるようになりました。


鼠経ヘルニアは、腸の一部に脱出してしまうことですが、
わたしの場合はそこまでいっていません。
しかし、透析液の一部が下腹部から少し流れ出し、
それが鼠径部にたまり、痛みの原因になっていると思われます。
外科手術や放射線治療によって、腹膜が傷つけられたこともあるでしょうし、
腹膜自体がもともと少し薄いといわれていました。
腹膜に小さな穴が開いていてそこから漏れることもあるようです。


透析を1日に朝と夕の2回行っているのですが、
夕方透析をした後、夜寝ている間は痛みがありません。
日中活動しているときに痛みがあります。
少し長い時間歩くと痛みが起こり、腰を下ろし、さらに足を上げたくなります。
ソファについているオットマンのようなものがあるといいのですが。
家にはあります。

そんなわけで、わたしの状態を知っている友人から、
「どうですか」
と尋ねられますが、
「まあ、まあ、です」
と答えます。
まあ、まあ、の状態ですね。