月曜日は間食をしない

きょうの健康』10月号を見ていたら、「…だけ」でも効果あり!という特集が組まれていた。
「…だけ」というのは、「ゆっくり食べるだけ」でやせられる、「よく噛むだけ」でやせられるというように、ひとつをするだけ、もしくはしないだけで、からだの状態が変わるというものだ。
 こういう考え方は大いに賛成。テレビのコマーシャルで、理髪店で働く若者に、店主が給料の20%を貯金するように、というと、若者はそんなことはできませんと答える。ところが、給料の80%で暮らしてごらんといわれるとやってみますと答える。
 同じことをいわれているのだが、いい方によって受け取るほうも変わってしまうという例だ。
 そんなことだけでいいのか、と思われるかもしれないが、まず、それをやってみること。
 生活を変えるのは、日ごろあまり気にかけていないこと、何気なくしていることを代えることだ。
 その特集で、間食をやめることを勧めているのだが、まず、1週間で1日だけ間食をやめるだけでいいという。
 さっそくわたしも月曜日に間食をやめることにした。
 仕事がら土曜も日曜もないのだが、それでも日曜日はゆっくりしたい。本でも読みながら、お菓子でもつまみたい。お休みの日だから、ちょっとごちそうも食べたい。
 そんな食べ過ぎ(でもないが)の翌日は、内臓を休ませるためにも、食べる量を減らしたい。間食をやめよう。
 月曜日だけなら、できるはず。
 すぐに効果が出ると思わないが、3ヵ月も経てば、きっとやせているに違いない。


 ラジオで聞き手の女性が、わたしが放送で話した、目のつくところ、たとえば食卓にお菓子を置かないように、ということを実行したら、お菓子も食べる量が少なくなり、6ヵ月で3キロやせましたと報告してくれた。
 これは行動療法のひとつで、お菓子を目のつくところに置かないで、戸棚の缶の中にしまっておくと、食べるために立ち上がり、お菓子を出しに行かなくてはならない。お菓子を食べたいという欲求は抑えることはできないが、お菓子を出しに行くという行動は規制できる。お菓子を出しに行くという行動の代わりにお茶を飲むことにすれば、それがいい行動になっていく。
 これをくり返しているうちに、お菓子を食べる量も減ってくるのである。
 彼女は、本当にそうですね、と実感したようだ。少しの量で満足できるようになったという。
 さて、私は月曜日に間食をしないことにしよう。