あなたの食べ方をチェック

毎日何気なく、毎日の食事を食べていると思います。 いや食事には注意しているという方もいるかもしれません。 そんな方ももう一度ご自身の食事をチェックしてみませんか。 ●食事に対する考え方をチェック 1□自分は他人より太りやすい体質だと思う 2□水を…

意外と見た目は大切

少し旧聞になりますが、俳優の大杉漣さんが66歳で亡くなりました。 テレビでも拝見していましたし、たまたま借りたビデオにも出演されていて、 たいへん元気そうだっただけに、驚きました。 大杉さんの死因は急性心不全。 心臓の働きが悪くなって、さまざま…

健康寿命の謎

健康寿命という考え方は、たいへん重要だと思っている。 いままで平均寿命が話題になってきた。 ご存じの方もいると思うが、平均寿命は今年生まれた赤ちゃんがどのくらい生きることができるだろうかという統計的な数値である。 平均寿命は、その人の健康状態…

春は一瞬の蘇生のとき

「どの季節でもない、早春の気配を聴く頃だけに、一種鮮烈な感情が胸をよぎるのはなぜだろう。 去りゆく冬と一緒に、振り返ることのできない過ぎ来しを、いっきょに断ち切るような断念と、 いかなる未来か、わかりようもない心の原野に押し出されるような一…

ひとりで生きているのではない

がんを告知されたときのことを述べたいと思います。 腹膜透析の導入時に、尿管がんがあることがわかったのですが、そのときの主治医は、 わたしのベッドサイドにやってきて、「ちょっと話があるのですが」といいました。 いつも少し様子が違う不安な表情を浮…

がんといわれて

わたしは『自宅で死にたい』という本を書きましたが、自分の死については現実ではありませんでした。 いずれ自分もこの世を去るわけですが、それは実感できません。 もっとも死そのものについて誰も知りません。 死を語るということは、 死に逝くものに寄り…

おおもとの病気がなくなった

わたしの右の腎臓が機能しなくなった原因は、尿管が膀胱とつながっているところに「憩室」というくぼみができ、そのために尿が膀胱にスムーズに流れず、腎臓に逆流してしまい、腎臓が尿で水浸しになる「水腎症」という状態になり、徐々に機能しなくなってい…

退院しました

あけましておめでとうございます。 昨年末に入院し、手術を受け、病院で年始を迎えるという、いままで経験したことのない日々を送ってきました。 年明けの3日に退院となりました。 年末に受けた手術は6時間半に及び、退院したもののまだ長い距離は歩くことも…

手術の前に歯科検査

年末に大きな手術を控え、担当の看護師から、「歯科検査を受けてください」といわれた。 友人が、がんの手術後に受けた抗がん剤の副作用のために、大変なことになった。 それは歯である。 がんの骨転移を防ぐために、前立腺がんや乳がんでは、骨転移を防ぐ抗…

自宅でできることがうれしい

腹膜透析は、自宅で行う透析です。 わたしの場合、1日に朝と夕の2回、透析をします。 透析自体にはだいぶ慣れてきました。 透析介助器具の指示通りにしていればいいのですが、その手順もすっかり頭に入りました。 腹膜透析を行うために、おなかの中に入れ…

フェイク情報を見破る

1日に2回、腹膜透析をすることが、少しずつ習慣になりつつあります。 時間になると自然にはじめるという感じ。 1日に2回腹膜透析をすることが、1日のスケジュールに確実に組み込まれてきました。 腹膜透析をはじめたから、生活が変わったということはあ…

ちょうど1か月

先月、腹膜透析を開始する手術を受け、その日から透析をはじめました。 ちょうど1か月経ちました。 腹膜透析を音声で指示してくれる器具のおかげで、操作そのものにはまったく支障なくできます。 廃液が思う通りに出ない日もありますが、現在、朝の廃液はス…

透析1年生

腹膜透析を行うために、最終的な手術を受けてきました。 3月におなかの中にカテーテルを入れる手術を受け、今度はおなかの中のカテーテルの末端を取り出し、そこにチューブをつなげる手術です。 そのチューブを通して、透析液を入れたり出したりします。 手…

宝物

娘が女の子を出産した。 赤ちゃんを抱いたのは久し振りのこと。 そもそも赤ちゃんを目にすること自体も珍しくなった。 わたしの住んでいる地域の特性もあるが、高齢者を見かけない日はないが、赤ちゃんは滅多なことではお目にかかれない。 そんなことが当た…

しっかり握った手は

わたしは、団塊の世代に属します。 戦後すぐの、昭和22年(1947年)から24年(1949年)生まれの世代を「団塊世代」といいます。ちなみに厚労省の統計では、「の」は入りません。 年間の出生数が非常に多く、260万人を超えます。3年の合計で…

わたしが勧める健康法

「家内安全」 「商売繁盛」 「無病息災」 お願いごとのベストスリー。 これだけの願いが叶えられれば、もう十分ですね。 ところで、わたしの場合、家内安全と商売繁盛は願いますが、無病息災は願いません。すでに病気を抱えているので、無病息災はかないませ…

しっかり握った手が

歳をとってから、友だちができるのはむずかしいといわれる。 年齢とともに、頑固になるし、慎重になる。思慮深くなるといういい方もあるが、要するに臆病になっていく。 それだけ人間関係も狭くなり、人と知り合う機会も減っていく。 そもそも人と知り合うこ…

認知症になるか防げるか

病気によって、まったく前触れもなく、襲ってくるものもある。 しかし、多くの病気には前駆症状といわれる前触れがある。 その前駆症状こそ、病気になってしまうか防げるかの瀬戸際なのである。 気づいて、何らかの手を打てば、病気にならずにすむし、気づか…

歯は磨くものではない

80歳まで自前の歯を20本残す、亡くなるまで口から食べる、といったことがよくいわれるようになった。 それだけ歯に関心を持つ人がふえた。 事実、虫歯はだいぶ減ってきている。 歯を失うもうひとつの原因、歯周病はどうだろう。 歯周病は、虫歯と違って…

週刊現代の記事にコメントした

週刊現代からコメントを頼まれた。 免疫療法や民間療法に関して、である。 週刊現代は、いままで飲んではいけない薬、受けてはいけない治療といったセンセーショナルな特集を組み、医療の世界でもいろいろ話題になってきた。 患者を不安にさせるだけで問題の…

FM放送のわたしの番組が10年目に入った

地元のFM局、FM八ヶ岳で、ほぼ毎週45分ほど話している。 ほぼ毎週と述べたのは、第2週は漢方医の先生が話しているからで、月に3回、もしくは4回話している。 ヘルス&メディカルというタイトルがついているが、この番組をはじめてこの八月で10年にな…

ちゅうちょしてはいけないとき

知人が脳梗塞で倒れたという電話が娘さんから入った。 「脳梗塞」と聞いた途端、これはたいへんだ、困ったことになったと正直思った。 お茶を飲もうとしていた知人は飲み込むことができずに、口元からだらっとこぼしてしまったようだ。それを見て、奥さんが…

介護認定はこうして行われる

地元のFM局のわたしの番組に、ケアマネージャーをしている友人をゲストに招いて、介護認定を上手に受けるための方法を聞いた。 ケアマネージャーの友人は、介護度を判定をするために自宅にくる判定員に、介護を受ける人の状態を手紙などにして渡すといいとい…

さりげなく手紙を渡すという方法…上手に介護を受けるために

公的な介護を受けるためには、各自治体の包括支援センターに介護を依頼することからはじまる。 包括支援センターでは、介護が必要と思われたら、本人に直接面談し、介護の状態を調べる。 自宅もしくは病院を訪れ、本人と面談しながら、介護認定に必要な項目…

介護を上手に受けるには

7月5日FM八ヶ岳で、ケアマネジャーの古本さんをインタビューしたものを放送します。 ここにそのときに用意した質問内容を示しておきます。 興味のある方は、ぜひお聞きください。 放送時間は9時15分、11時、19時の三回、放送されます。 FM八ヶ岳 デ…

わずか2・3%

7460名。 これは透析を受けている人の中で、腹膜透析を選んでいる人の数である。 日本透析医学会が2015年に調査した結果を発表している。 血液透析は、病院にほぼ1日おきに通い、血液をきれいする機械を使って、不要なものや有害なものを血液から取…

睡眠時間を削るとかえって疲れがとれない

先日、友人から「毎日、何をして過ごしているの」と問われたことがある。 「いろいろしていると思うけど、人と違うことというと何かな」 ちょっと考えてしまった。 ここで、少し見方を変えてみて、皆とまったく同じことをしているものは、なんだろう。 しか…

訪問看護師さんがいるということ

在宅医療とは、どういう医療のことをいうのだろう。 じつは、わたしも訪問医療の、いいかえぐらいのことだと思っていた。 専門の医師に聞くと、 「在宅医療とは、訪問診療をする医師、看護師、ケアマネジャーを含む介護スタッフ、訪問薬剤師などがチームを組…

往診が復活してきた

わたしがまだ子どものころ、小学校に上がる前。からだがたいへん弱く、病気がちだった。 近所の小児科にしょっちゅうかかっていた。往診もよくしてもらっていた。 いまから60年以上も前の話である。 そのころ、わたしが住んでいたところでも、医師に診てもら…

10種類の薬を飲む

わたしは、現在血圧を下げる薬を2種類、尿酸の生成を抑える薬、毒素を体外に排出する薬、カリウムの吸収を抑え、血中カリウムを低下する薬、胃酸を抑える薬2種類、ビタミンDの不足を補う薬、むくみをとる薬、過剰なリンの吸収を抑え、血中のリンの上昇を防ぐ…