まだ田んぼに入っているの

田植え、草取り、そして稲刈り。 通算すると年間でおよそ1ヵ月弱だが、友人の田んぼを手伝っている。こちらに越してきて、1年ほどたったときから手伝っているので、今年で10年になる。 稲作がはじまってから、およそ2500年といわれているから、稲作が行われ…

ウォーキングは「仕事」です

わずか4泊5日の入院であっても、からだを動かすことがいかに大切か、しみじみわかった。 しかし、改めて思うに病院の中でからだを動かすといっても、まず場所がない。リハビリ室を使う方法もあるらしいが、これは担当医だけでなく、リハビリ医の承諾が必要だ…

イーラスを知っていますか

手術後、3週間たち、抜糸をした。 いままでおなかを切るような手術を受けたことがなく、抜糸も初めて。傷口を縫っていた糸を細かく切って、外すだけだが、傷口が引っ張られ、少し痛い。 傷口は3ヶ所あり、縦に入った傷口がいちばん大きい。大きい割に痛みは…

ポテトチップスと透析

いよいよ透析を受けることになり、その準備に入った。 腎臓の状態を示すクレアチニンの数値も6代を超え、7代に入り、主治医から透析をはじめられるように手術を受けてくださいといわれたのである。 わたしは自分でできることは自分でしたい。それだけの理由…

あなたの歩幅はどのくらい

認知症ほど一般的になった病気はないでしょう。 ニュースを見ていても、1日に1度は認知症に関係する事柄が紹介されます。病気の中でいまもっとも注目されているといえます。 その理由は、高齢者がふえてきたからです。 FM八ヶ岳でわたしの聞き手になっていた…

いちばん高いリスクとは

高齢者が交通事故を起こす例がふえてきています。 高速道路を逆走する、アクセルとブレーキを踏み間違えるといった事故で、亡くなる人も出てきて、社会問題になってきています。 これも、高齢社会になって、高齢者の数がふえてきたことが大きな要因でしょう…

はじめて診てもらう医師に見せたいもの

先日、当地で在宅診療を進めている医師の講演会に行ってきた。 大学時代に通った特別老後養護施設で「人を診る」ことの大切さを知り、総合診療医、家庭医を目指すようになったという。 さらに長野県の佐久総合病院での研修を積んで、在宅診療にも興味を持ち…

誕生日に思ったこと

先日、誕生日を迎えました。 子どもたちからプレゼントをいただきました。ありがと。 Facebookをしているので、自分の誕生日を登録してあります。すると、Facebook上で友だちになった人をはじめ、昔からの知り合いも含めて、いろいろな人からメッセージが届…

レソトのもう一つの面

先日、テレビの人気番組、世界の果てまでイッテQ!を見ていたら、レソトというアフリカの国が紹介されていた。 ソレトという国名に記憶があった。 国民の平均寿命が短い国として紹介したことがある。 平均寿命というと、いつも我が国のことを思い浮かべ、女…

心臓から血の塊が飛んでくる

冬に多い病気の第2弾です。 脳卒中や心臓病があげられます。 『脳血管障害発症の週間及び季節変動』という論文を読むと、冬に多いのは脳出血と心原性脳梗塞とありました。 1週間の曜日別でいうと、脳の血管の動脈硬化が原因で起こる脳梗塞は金曜日が多いよ…

風邪を引いた人とポーカーをすると

真冬となってきました。 季節とからだの関係を調べてみました。 夏というと熱中症が話題になります。冬は、なんといっても風邪。インフルエンザ、ノロウイルスも冬に流行します。 かつて、風邪博士といわれた久留米大学名誉教授の加地正郎先生に取材したこと…

認知症は自宅で治療したいと専門医はいう

先日、精神科医と話す機会がありました。 彼は、いま病院勤務ですが、病院で認知症の患者さんを診ていると、徘徊をするとか暴言を吐くといった認知症の症状をコントロールする、という点ではいいですが、患者さんの持っている不安を解消することはなかなかむ…

検診を生かすを殺すもあなた次第

『測るだけで大丈夫』という本で、自分のからだを知ることが大事と述べた。 血圧、体重などを毎日測ることで、自分のからだの状態を常に知れば、病気を予防できると。 血圧にしても、体重にしても、毎日決まった時間に測らなければ、その実態はわからない。 …

もうあまり無理をしない

あけましておめでとうございます 紅白歌合戦を見ていて、『見上げてごらん夜の星』をいう曲が流れてきたとき、頭にふうっと下りてきたものがある。 このブログを読んでくださっている方は、ご存じと思うが、わたしは腎不全の末期状態にある。 わたしのこの病…

やさしい人、怒っている人

先日、認知症に関して「なるほど、そういうことだったのか」という話を、精神科医から聞いたので、ご紹介しておきたい。 認知症になると、コミュニケーションがとることができなくなるといわれている。 それは何といっても会話が成り立たなくなるからだ。 こ…

「パ・タ・カ・ラ」体操のススメ

先日、ためしてガッテンで「口内フローラ」を紹介していました。 口内フローラとは、口の中の細菌群のことで、腸内フローラと同じように、口内にも細菌が群れをなして存在しているということです。 口の中の細菌の数が、いろいろな数え方があるようですが、…

ゆるい関係から

健康にいい習慣を続けるために必要なことはほかにもあります。 そのひとつは、ゆるい人間関係。 わたしもウォーキングを日課にしています。 ほとんどカミさんといっしょに歩きます。歩きながら、子どもたちのこと、知り合いになった人たちのこと、読んでいる…

からだにいいことを習慣にするには

脳科学者の茂木健一郎さんと公衆衛生学者の石川善樹さんの対談を読みました。 茂木さんは、脳の変化は植物に近い。手入れを毎日して少しずつ変わっていくという。 それが積み重なって大きな変化をつくりだす。 毎日の小さな積み重ね、これがつまり習慣である…

自分の最期を思うとき

サポートやまなしし 市民講演会を聴きに行った。 テーマは、「大切な人を看取る」ということ。 演者は、牛山京子氏(歯科衛生士)、大熊由紀子氏。 牛山京子氏は、広島大学歯学部歯学科非常勤講師。日本摂食・嚥下リハビリテーション学会評議員などをつとめ…

健康ゴールド免許の欠点

健康ゴールド免許が話題になっている。 以下に、その内容を抜粋する。 あくまでも抜粋なので、もっとよく知りたいという方は、http://shinjiro.info/20161026message.pdf 「病気になってから治療する」だけでなく、そもそも「病気にならないようにする」自助…

自己責任といわれても

膀胱憩室が原因で、尿が逆流し、腎臓が萎縮してしまい、もうすぐ透析をいわれているわたし。 「自業自得の人口透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を滅ぼすだけだ!!」 怠けものだから透析を受けるよ…

困ったじいさんにならないために

先日、『自宅で死にたい』を読んでくれた人たちを対象に講演しました。 いまわたしが住んでいるところにお住まいで、おもに東京などの都市部からの移住してきた人が中心です。 集まった人たちは、自ら納得のいく『墓地』として樹木葬ができる場所をつくろう…

命の受け渡し

…そのとき、子どもたちは、 「お父さんの最期を家で看る」 といった… 『生死』(いきたひ)―家族で看取る―というドキュメント映画の中の話である。 映画に登場するのは、47歳で耳下腺がんで亡くなったお父さん。 高校生ひとり、中学生ひとり、小学生ふたり…

いま生きている、わたしは。

不意に訪れる死もある。 予想すらできない死もある。わたしの親戚で、からだにも自信があり、健康診断でも異常も見られず、こういう人は長生きするだろうと思われていた方が、船上であっけなく逝ってしまった。 残された家族は、その死を受け入れることがで…

死ぬ場所は選べるが、死ぬときは選べない

この話を聞いたとき、わたしは彼女と覚悟について話していた。 覚悟、それは「人は死ぬ」ということ。 しかし、ひとりで死ぬわけではない。 葉室麟の『蜩ノ記』の最後に近い場面を思い出して紹介していた。 江戸時代より昔、賜死(しし)という制度があった…

なま悟りとは

「このままではおばあちゃんを恨みます」 家をはなれ、たまに正月に帰ってくるくらいで、ほとんど行き来のなかった長男がいった。 大腸がんの末期と診断を下されたときのことだ。 彼女は地方の旧家に嫁いだ。 嫁ぎ先を知った祖母は、 「タンス一段分のむつき…

ひとくち30回で老化が防げる

編集者として仕事をしていたとき、よくいわれたのは、「食事は早くしろ」ということです。 仕事を一から教わった上司は、月刊誌や週刊誌を何誌も創刊してきた人で、いつも締め切りに追われてきたので、食事時間も切り詰めていたのだと思います。 その教えの…

うなずき、オーマイガッ、そして開けごま

1肩こりは病気なのか 肩こりで整形外科に行く人はいないでしょう。肩こりを病気と思っている人はいません。 わたしが取材をした先生で、兵庫県たつの市で信原病院という肩関節を中心に診ている信原克哉先生がいます。信原先生は、整形外科の中でも肩の関節…

お墓の花立てに入れておきたいもの

お墓参りをするときは忘れずに。 http://biz-journal.jp/2016/08/post_16196.html

小顔を自ら作り出す

わたしたちの体を動かしているのは筋肉です。 歩く、走るといった動作はもちろん、心臓を動かしたり、息を吸ったり吐いたりできるのも筋肉のおかげ。 この筋肉ですが、使わなければどんどん衰えて委縮していきます。 筋肉量でいうと、20代をピークに30代…